第1回:HTMLの本質を理解する

授業目次

🎯 今日のゴール

  • HTMLが「見た目を作るもの」ではないと理解する
  • HTMLは「文章の構造を作るもの」だと説明できる
  • 最低限のタグで1ページを作れる

1. WEB制作の全体像

WEB制作はこの流れで進みます。

  1. ヒアリング
  2. ワイヤーフレーム作成
  3. デザイン
  4. コーディング(HTML / CSS / JS)
  5. 公開
  6. 修正・改善

HTMLはこの中の「構造」を担当します。


2. なぜHTMLタグがあるのか?

もしタグがなかったらどうなるでしょうか?

山田太郎
WEB制作者を目指しています。

これだけでは、ブラウザは
「どこがタイトルで、どこが本文か」判断できません。

そこでタグを使います。

<h1>山田太郎</h1>
<p>WEB制作者を目指しています。</p>

HTMLタグとは?

HTMLは、

開始タグと終了タグで内容を囲み、意味を与える仕組み

です。

例えば:

<h1>山田太郎</h1>
  • <h1> → 開始タグ
  • </h1> → 終了タグ
  • その間の「山田太郎」→ 中身(コンテンツ)

このように、

<タグ名> 内容 </タグ名>

という形で文章を囲みます。


なぜ囲むのか?

タグで囲むことで、

  • これは「ページの最も重要な見出し」
  • これは「段落」
  • これは「リスト」

という意味をコンピュータに伝えることができます。


ポイント

タグは「見た目を大きくするためのもの」ではありません。

タグは、

👉 文章に意味を与えるラベル

です。


3. HTMLとは何か?

HTMLは

  • 人間
  • ブラウザ
  • 検索エンジン(Google)
  • 音声読み上げソフト

に「文章の構造」を伝える言語です。

HTMLは「見た目」ではありません。

見た目は次回学ぶCSSが担当します。


4. HTMLの基本構造

まずは最小構成を見てみましょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>自己紹介</title>
</head>
<body>
 <h1>山田太郎</h1>
<p>WEB制作者を目指しています。</p></body>
</html>

各要素の役割

  • html → ページ全体
  • head → ページの情報(設定)
  • body → 実際に表示される内容
  • h1 → ページで最も重要な見出し
  • p → 段落

5. よく使う基本タグ

見出し

<h1>大見出し</h1>
<h2>中見出し</h2>

段落

<p>これは文章です。</p>

リンク

<a href="https://example.com">サイトを見る</a>

画像

<img src="sample.jpg" alt="説明文">

箇条書き

<ul>
<li>HTML</li>
<li>CSS</li>
<li>JavaScript</li>
</ul>

6. 実践:自己紹介ページを作る

以下を参考に、自分用に書き換えてください。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>自己紹介</title>
</head>
<body>
 <h1>あなたの名前</h1>
 <section>
<h2>自己紹介</h2>
<p>ここに自己紹介を書きます。</p>
</section>
 <section>
<h2>目標</h2>
<ul>
<li>6ヶ月で案件獲得</li>
<li>月5万円の副収入</li>
<li>ポートフォリオ完成</li>
</ul>
</section>
 <a href="#">お問い合わせ</a></body>
</html>

7. 宿題

① 自己紹介ページを完成させる

  • 箇条書きを3つ以上入れる
  • セクションを最低2つ作る

② 架空サービス紹介ページを作る

以下の条件で、HTMLだけで1ページを作成してください。

テーマは自由ですが、例:

  • オンライン英会話
  • パーソナルジム
  • カフェ
  • WEB制作サービス

必須条件

  • h1を1つ使う
  • h2を最低3つ使う
  • sectionを最低3つ作る
  • ulを1回以上使う
  • aタグで「お問い合わせ」リンクを作る

🟡 発展課題(やれる人だけ)

画像を追加する

フォルダ構造:

lesson1/
├ index.html
└ images/
└ profile.jpg

コード:

<img src="images/profile.jpg" alt="プロフィール画像">

🔰 自習推奨セクション

※ここから先は必須ではありません。
余裕がある人はぜひ挑戦してみてください。


1. 他にはどんなHTMLタグがあるのか?

HTMLには、今回使ったタグ以外にも多くのタグがあります。

よく使われる代表的なタグ

  • header … ページやセクションの導入部分
  • footer … ページやセクションの末尾
  • nav … ナビゲーション
  • main … ページのメインコンテンツ
  • article … 記事コンテンツ
  • aside … 補足情報
  • strong … 強調
  • form … 入力フォーム
  • input … 入力欄
  • button … ボタン

ポイント

すべてを覚える必要はありません。

大事なのは:

「この情報は何の役割か?」を考えてタグを選ぶこと

タグは見た目のためではなく、意味のためにあります。


2. 基本的なページ構造の例

一般的なWEBページは、次のような構造になることが多いです。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>ページタイトル</title>
</head>
<body>
 <header>
<h1>サイト名</h1>
</header>
 <main>
<section>
<h2>見出し</h2>
<p>本文テキスト</p>
</section>
  <section>
<h2>別の見出し</h2>
<p>説明文</p>
</section>
</main>
 <footer>
<p>© 2026 サイト名</p>
</footer>
</body>
</html>

重要な考え方

これは「正解」ではありません。

大事なのは:

  • header → 導入
  • main → 主な内容
  • footer → 終わり

というように、意味で区切ることです。


3. EMMETとは?

EMMET(エメット)は、
HTMLを高速で書くためのショートカット機能です。

VSCodeなどのエディタで使用できます。


例①:リストを一瞬で作る

エディタで次のように入力して、Tabキーを押します。

ul>li*3

すると、自動で次のHTMLが生成されます。

<ul>
<li></li>
<li></li>
<li></li>
</ul>

例②:ページの基本構造

!

と入力してTabを押すと、
HTMLの基本構造が一瞬で生成されます。


なぜ使うのか?

プロの現場では、

  • タイピング速度
  • 作業効率
  • 記述ミスの削減

が非常に重要です。

EMMETはそのためのツールです。


🔥 発展メッセージ

ここまで理解できる人は、成長が早いです。

ただし焦らなくて大丈夫です。

まずは「意味を理解すること」が最優先です。


8. 次回予告

次回は「CSS」を学びます。

今日作ったHTMLに「見た目」をつけていきます。

HTMLが「骨組み」なら、
CSSは「装飾」です。

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